フロン類回収

 エアコンや冷凍冷蔵機器類には、フロンガスと呼ばれる冷媒が封入されているものがあります。フロンガスは、人体に対して毒性が小さい性質をもっていますが、私たちが暮らす地球に対しては、オゾン層の破壊や地球温暖化といった重大な影響を及ぼすものです。

 弊社では、機器の入れ替え、リフォームや解体時に、発生する廃棄機器から、フロンガスを回収する業務を行っております。回収後のガスは、破壊業者にて処理され、金属製の機器本体は、弊社で買取ができるものもあります

出典:環境省ホームページ

フロン類とは
フルオロカーボンの総称であり、フッ素と炭素の化合物のことです。
化学的にきわめて安定した性質で扱いやすく、人体に毒性が小さいといった性質を有していることから、エアコンや冷蔵庫などの冷媒用途をはじめ、断熱材等の発泡用途、半導体や精密部品の洗浄剤、エアゾールなど様々用途に活用されています。
地球への影響
フロン類は、オゾン層の破壊、地球温暖化といった地球環境への影響が明らかにされ、より影響の少ないフロン類や他の物質への代替が、必要とされ進めれています。
オゾン層への影響
オゾン層は、上空の成層圏にあり、有害な紫外線を吸収して地球上の生物を守っていますが、CFC、HCFCなどは、大気中に放出されるとオゾン層まで到達して、オゾン層を破壊してしまいます。
地球温暖化への影響
CFC、HCFC はオゾン層保護対策として生産・輸入が規制されていますが、温室効果も大きい物質です。CFC、HCFC の代替として、主にHFC(代替フロン)への転換を進めてきましたが、HFC は、オゾン層を破壊しないものの、二酸化炭素の 100 倍から 10,000 倍以上の大きな温室効果があります。

 

◆業務用冷凍空調機器はこんなところに設置されています

出典:環境省ホームページ

フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)では、フロン類(CFC、HCFC、HFC)を使用している業務用のエアコン・冷凍冷蔵機器の廃棄等の際に、フロン類の回収を義務づけています。

解体工事の際のフロン類の大気放出は法律違反となります。
フロン類をみだりに放出した場合

「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が科せられます。

F0004
機器所有者の義務
解体工事元請業者の義務
フロン類の引き渡しを受託した解体業者等の義務

機器の所有者、工事元請業者、並びにフロン類受託業者、

それぞれに義務があります。フロンガス類の適正な処理ができるよう心がけましょう!